【基礎知識】Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法

ローカル検索結果のランキング、つまり、ローカルパック内の表示順位を改善する方法をGoogleのヘルプページを参考に解説します

最終更新日:2023/1/27

目次

  1. ポイント
  2. Googleのローカル検索結果とは
  3. ビジネス情報を更新して表示頻度を上げる
  4. ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み
  5. ユーザーの反応を得る
  6. まとめ

 

1.ポイント(やるべきこと)

  1. Googleビジネスプロフィールの管理権限を取得する
  2. 内容を充実させる
    名称、住所、電話番号、営業時間、ビジネスの説明文、商品、最新情報などを充実させます。
  3. 「関連性」を高める
    対策する検索語句を定めて、検索語句と関連性が高まるように狙いをもって情報を充実させます。
  4. 「視認性」を高める
    Google ビジネスプロフィールだけでなく他のサイトでの掲載を増やす(サイテーション)、Googleでのクチコミ数とスコアを増やす、自社サイトのウェブ検索結果での掲載順位を高める(SEO)などをします。
  5. 「ユーザーの反応」を得る
    Google ビジネスプロフィール上でユーザーからの反応を得ます。具体的には、ユーザーが、ウェブサイトボタンを押す、電話する、予約する、注文するなどの行動をとるように、情報を充実させます。

2.Googleのローカル検索結果とは

Google検索やGoogleマップで「地名+サービス」で検索をした際に表示される検索結果のことです。

例えば、「渋谷 アイスクリーム」で検索すると、Google検索では上位3位までがファーストビューに入ります。「さらに表示」ボタンを押すと4位以降が表示されます。

Googleマップでは再検索なしで20ほど検索結果を表示できますが、ファーストビューに入るのは数件です。

■Google検索結果(PC)

■Googleマップ(PC)

なるべく上位に表示してユーザーの目に留まりやすくしていきましょう。

 

3.ビジネス情報を更新して表示頻度を上げる

Googleはヘルプページでローカル検索結果のランキングを改善するために、まずはビジネス情報の内容を充実するようにとしています。

お店の基本情報である、名称、住所、電話番号をはじめ、情報を充実させていきます。特に、名称(Name)、住所(Address)、電話番号(Phone)に営業時間(Hours of Operation)は頭文字をとって「NAPO」と呼ばれ、後の「視認性の高さ」の向上にも効果があるため、優先して取り組みましょう。

■まずは充実させるとよい情報

  • 住所
  • 電話番号
  • カテゴリ
  • 営業時間
  • 特別営業時間
  • 写真
  • 商品
  • 属性


■Googleのヘルプページ

出典:https://support.google.com/business/answer/7091

 

4.ローカル検索結果のランキングが決定される仕組み

続いて、ローカル検索結果では、主に「関連性」「距離」「視認性の高さ」の要素を組み合わせて最適な検索結果が表示されるとしています。

■Googleのヘルプページ

このうち、ウェブ上で対策できないのは「距離」です。したがって、MEOでは「関連性」「視認性の高さ」を高めていくことになります。

「関連性」とは、”検索語句とローカルビジネスプロフィールが合致する度合い”です。対策する検索語句を定めて、検索語句と関連性が高まるように情報を充実させます。

「視認性の高さ」とは、"ビジネスがどれだけ広く知られているかを指します"。どれだけブランドが認知されているかで、オフラインの知名度も加味されます。MEOで対策を打てるのはオンライン上での知名度です。他のサイトでの掲載を増やす(サイテーション)、Googleでのクチコミ数とスコアを増やす、自社サイトのウェブ検索結果での掲載順位を高める(SEO)などをして知名度を高めます。

 

5.ユーザーの反応を得る

最後に、ユーザーの反応を得ることです。具体的には、ユーザーが、ウェブサイトボタンを押す、電話する、予約する、注文するなどの行動をとるように、情報を充実させます。

表示数が多くなればユーザーの反応の絶対数もあがりますので、まずは検索順位を上げることから始めると良いでしょう。

その他、ボタンを押す気持ちを高められるような魅力的な情報を発信したり、情報の発信頻度を高めることも有効です。

6.おわりに

如何でしたでしょうか。

まずはユーザー目線で情報を充実させるといった基本から進め、徐々に狙うべき検索ワードの特定と対策、より多くの媒体との連携、より魅力的な情報発信と進めていきましょう。

 

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