
物流業界は、お客様の大切な商品をお預かりし、安全かつ確実に目的地へお届けするという重大な使命を担っています。その中で、最も注力すべき課題の一つが「誤配送の防止」です。
誤配送は、単なる手違いでは済まされず、お客様の信頼を損ね、時にはビジネス全体に深刻な影響を及ぼす可能性を秘めています。
一口に誤配送と言っても、その種類は多岐にわたります。主な誤配送のパターンとしては以下があると思われます。
- 宛先間違い
- シーン: 伝票の読み間違い、住所の入力ミス、類似する住所への誤配など。
- リスク: お客様が商品を受け取れないだけでなく、個人情報の漏洩に繋がる可能性も。特に、機密性の高い書類や個人情報を含む荷物の場合、企業としての信頼失墜は避けられません。
- 内容物間違い
- シーン: 異なる商品コードの読み間違い、類似した商品を取り違える、複数商品をまとめて梱包する際の入れ間違いなど。
- リスク: お客様の期待を裏切るだけでなく、急ぎで必要な商品が届かないことで、お客様のビジネス活動に支障をきたすこともあります。返品・交換の手間が発生し、双方にとって大きな負担となります。
- 数量間違い
- シーン: ピッキング時の数え間違い、出荷時の検品漏れなど。
- リスク: お客様が必要な数量の商品が届かないことで、生産計画の遅延や販売機会の損失に繋がりかねません。反対に、過剰に届けてしまう場合も、お客様の手間を増やし、保管スペースの無駄を生じさせます。
こちらの「誤配送防止」については、検品というワードも含めて、長らくご要望をいただいておりました。
この度「検品機能オプション」として新たに機能を開発し、お客様に提供ができるようになりました。
今回のリリースで提供するのは「検品荷物登録」と「納品時検品」となります。
検品荷物登録
出発前、車に荷物を載せるタイミングで、バーコードの読み込みを行います。
これにより、スケジュールされた案件に紐づく荷物が登録されます。
ここで登録された情報をもとに、納品時検品のタイミングで照合を行います。
納品時検品
訪問先へ到着時、荷物を運び出すタイミングで、バーコードの読み込みを行います。
これにより、お客様に届ける荷物が種類、個数ともに正しいか?を照合します。
読み込みの結果は記録として保存されますので、お客様からの問い合わせの際に調査することが容易になります。
「検品機能オプション」については、今回のリリースを皮切りとして、順次機能を追加していく予定です。
こちらにつきましては、有償オプション機能となりますので、ご試用や機能の説明などの希望がありましたら、担当営業またはビジネスナビタイム事務局までご連絡いただけますと幸いです。
今回のコラムでは、誤配送防止に役立つ「検品機能オプション」を紹介しました。
誤配送を限りなくゼロに近づけることは、お客様への「信頼」という最大の価値を提供することに繋がります。正確な配送は、お客様のビジネスの円滑な運営を支え、ひいては社会全体の効率化にも貢献すると思っております。
物流会社にとって、誤配送防止は永遠のテーマであると思われます。
これからも、弊パッケージでは、お客様に「安心」と「信頼」をお届けできるよう、全社員一丸となって取り組んでまいります。
ビジネスナビタイム動態管理ソリューションでは、日々の安全な運行をサポートするため、様々な機能をご用意しております。
パッケージ内容や、機能などについてご質問などがあれば、ビジネスナビタイム事務局までお気軽にお問い合わせください
※本記事の情報は2025/6月現在のものとなります